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手応えのあるプレッシャー

 二〇〇七年 三月。


 美術館に行こうと思いつつ、また行けなかった。何だか、何も彼もが上手くいっていないような憂鬱な気分になった。

 

 私もいつの間にか三十代半ばになり、十歳年下でももう立派な社会人で、家庭を持っていてもおかしくない。ふとそんな事を思った。そして、そう思うと、何だか複雑な気分になる。

 自分だってまだ若いのだと自分に言い聞かせてみるが、わざわざそんな事を自分に言い聞かせている事がもう若くない証拠だ。言い聞かせれば、言い聞かせるほど惨めになる。

 いろいろ考えて気分を上向かせようとするが、全然駄目だ。



 ネットでアイドルの動画を見た。何だか、少し落ち着いた。自らの若さの証明として、若い女性を求めているのかもしれない。

 しかし、そんな事も一時的な慰めでしかなく、すぐにまたうんざりした気分に戻る。



 再び自らの思考の中に沈む込む。

 少し前までは、自分を一から作り直さなければならないと思っていた。それさえ出来れば、全てが一気に上手くいくと思っていた。しかし、実際には全てを一から作り直すといっても、何をどうしていいのか分からないのだから、強迫的に思考は空回りするだけだった。そして、そんな中で自分は一般の人間とは違うのだから、他人には理解されないだろうし、される必要もないと開き直っていた。

 しかし、最近では全てが一気に変化する事なんてないし、今の自分なら地道な努力というものが出来るのではないかと思うようになった。そして、そうする事で少しずつ自分の事を上手く他人に説明できるようになるのではないかと思うようになった。

 これからの事を具体的に考える事は結構なプレッシャーで、そのせいか去年の後半で元々太っているわけでもないのに7、8キロ痩せてしまった。しかし、焼け糞の開き直りより、手応えのある具体的なプレッシャーの方がましだ。

 そんな事を考えていると、いつの間にかどうにもならないうんざりした気分からは抜け出していた。

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|この身体、この精神 | 19:21 | comments:14 | trackbacks:0 | TOP↑

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錬金術

 二〇〇七年 三月。


 この前美術館で、芸術とは自分が現実として受け取ったものを加工して、表現として吐き出す事なのだと思った。そして、錬金術とは目の前の物質が問題なのではなく、目の前の物質に自己を投影し、目の前の物質の変容と共に、自己を変容させる事なのだと、ユングが言っていた事を思い出した。

 私としてはとりあえずブログに励む事で、自己を変容、発展させようと思う。そう考えると、自分の中に手応えのある意欲を感じた。

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落ち着き

 二〇〇七年 三月。


 早く何かしらの答えを出さなければと焦っているから、夜も眠れず全然生活リズムが安定しないのかもしれない。

 以前は、もっと課題がはっきりしていた。だから、覚悟が決められたし、気概も持てた。

 今の自分の課題とは何だろう。とにかく落ち着いて、冷静に考えるべきだ。

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セカンドライフ

 二〇〇七年 三月。


 ふと思いついて、セカンドライフを始めた。

 いろんな人がいろいろ工夫して、さまざまな仕掛けを作っている。これはウェブ空間を3D化したものなのだ。

 何だか興奮した。



 夢の中でもセカンドライフをしている。セカンドライフをしているというより、完全にセカンドライフの中に入り込んでしまって、その中でトイレを探していた。



 数日間、セカンドライフの事ばかり考えていた。中毒かもしれない。

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|コンピュータ・ネット | 00:42 | comments:2 | trackbacks:1 | TOP↑

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