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特殊性

 二〇〇七年 一月。


 子供の頃は、自分がいるかいないかで二十一世紀の意味そのものが変わってしまうと思っていた。今となっては、具体的にどういう意味でそんな事を思っていたのか思い出せない。しかし、そのような使命感も重要かもしれない。



 或いは、平凡である事をただ恐れていただけかもしれない。

 しかし、やがて病との闘いの中で、特別であるとか、平凡であるとか、そんな事はどうでもよくなった。病に上手く対処できるかどうかだけが問題だった。








 子供の頃は覚悟もないまま、生きるさまざまな困難を先回りして考え過ぎたのかもしれない。

 しかし、覚悟なんてしようと思って出来るものではない。無理に覚悟がどうこう言っても、単なる駆り立てや空回りにしかならない。そして、一度確立できたように思えても、モチベーションやテンションと連動して、いつの間にか揺らいでいたりするものだ。

 そうは言っても、子供の頃ほどの臆病さはもうない。








 収功をするときの、激しく明確な熱感は消えた。代わりに、涼しい風のような感覚が全身を包むようになった。

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|この身体、この精神 | 03:42 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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