2007.08.12 Sun
物語性
二〇〇七年 五月。
「ロード・オブ・ザ・リングス」のオンラインゲームを知った。独特の雰囲気があって、魅力的な世界だった。
Second Lifeは実在の企業が進出していたり、ゲーム内の通貨が現実の通貨と交換可能だったりして、現実の世界と繋がっている感じが魅力だ。それに対してロード・オブ・ザ・リングスは現実とは何の関係もない、閉じた世界だ。しかし、ただ稼いで、それを消費するだけという状態に陥りがちなSecond Lifeに比べて、ロード・オブ・ザ・リングスには物語がある。この先には何があるのだろう、何が起こるのだろうというわくわく感がある。
MMORPGはプレイしていると、時間や現実の社会に対する現実感が麻痺する感じがする。しかし、同時に普段はああでもない、こうでもないと細かい事を強迫的に気にしてしまうのだが、ゲームの中のストーリー展開に身を委ねていると、細かい事は気にせずとにかく目の前の事に集中できる感じだった。
やはりゲームには、物語が重要なのだ。この前秋葉原のゲームセンターに行ったら、ガンダムのゲームに行列が出来ていた。自分のよく知っている物語世界の中に入り込んでプレイするという事に、喜びを見出しているのだろう。
物語というのはゲームの中だけの話であって、複雑な現実の世界の中では単純に纏まった物語など見出せるはずないと思っていた。物語などに頼らずに、理解不能なこの世界を生きる覚悟が必要なのだとどこかで思っていた。
しかし、物語の持つ力を考えると、実際には現実の人生でも魅力的な物語を紡いでいく必要があるのかもしれない。そういえば以前は、自らの人生そのものをひとつの表現としようなどと考えたりした。つまり、それは自らの人生の舞台の上で主人公を演じるという事で、それは物語の中を生きていく事と何の矛盾もない。
或いは、物語性を嫌っていたのではなく、複雑で儘ならぬ現実から逃げて、ゲームの中の単純な目的とルールに身を委ねようとする自分を嫌っていたのかもしれない。
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「ロード・オブ・ザ・リングス」のオンラインゲームを知った。独特の雰囲気があって、魅力的な世界だった。
Second Lifeは実在の企業が進出していたり、ゲーム内の通貨が現実の通貨と交換可能だったりして、現実の世界と繋がっている感じが魅力だ。それに対してロード・オブ・ザ・リングスは現実とは何の関係もない、閉じた世界だ。しかし、ただ稼いで、それを消費するだけという状態に陥りがちなSecond Lifeに比べて、ロード・オブ・ザ・リングスには物語がある。この先には何があるのだろう、何が起こるのだろうというわくわく感がある。
MMORPGはプレイしていると、時間や現実の社会に対する現実感が麻痺する感じがする。しかし、同時に普段はああでもない、こうでもないと細かい事を強迫的に気にしてしまうのだが、ゲームの中のストーリー展開に身を委ねていると、細かい事は気にせずとにかく目の前の事に集中できる感じだった。
やはりゲームには、物語が重要なのだ。この前秋葉原のゲームセンターに行ったら、ガンダムのゲームに行列が出来ていた。自分のよく知っている物語世界の中に入り込んでプレイするという事に、喜びを見出しているのだろう。
物語というのはゲームの中だけの話であって、複雑な現実の世界の中では単純に纏まった物語など見出せるはずないと思っていた。物語などに頼らずに、理解不能なこの世界を生きる覚悟が必要なのだとどこかで思っていた。
しかし、物語の持つ力を考えると、実際には現実の人生でも魅力的な物語を紡いでいく必要があるのかもしれない。そういえば以前は、自らの人生そのものをひとつの表現としようなどと考えたりした。つまり、それは自らの人生の舞台の上で主人公を演じるという事で、それは物語の中を生きていく事と何の矛盾もない。
或いは、物語性を嫌っていたのではなく、複雑で儘ならぬ現実から逃げて、ゲームの中の単純な目的とルールに身を委ねようとする自分を嫌っていたのかもしれない。
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|この身体、この精神 | 05:06 | comments:2 | trackbacks:0 | TOP↑

