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後漢から盛唐へ

 二〇〇五年 八月三十一日。

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 中国・美の十字路展 〜後漢から盛唐へ〜  森美術館東京都港区六本木 6 - 10 - 1 六本木ヒルズ森タワー 森美術館


 テーマはこの前行った新シルクロード展と似たものだったが、新シルクロード展が地域別に文物を配置していたのに対し、こっちは時間の流れに沿っての配置となっていて、文化の変化をひとつのストーリーとして理解しやすかった。

 漢の時代の文物は、やたらと細工が細かい。兵馬俑展でも感じたのだが、そこには子供がリアルなプラモデルを作って喜ぶのと同じような趣味を感じた。特に陶で出来た部品を組み合わせて作った人の背よりもずっと高い楼閣は、いかにも子供が喜びそうだ。

 漢が滅亡した後、隋が統一するまで中国は戦乱の時代になるのだが、その混乱に乗じて北方や中央アジアの諸民族が侵入し、北部を支配された時代もあった。その漢民族と異民族間の衝突が異文化の融合を生み、唐の文化を生んだというのがこの展覧会の主張だ。

 確かにギリシア・ローマ、インド、中東などさまざまな文化の要素が含まれる唐の文物に比べると、漢の文物は細工は細かいが表現が硬く拡がりがないローカルな感じがした。

 あと、中央アジアの文物のデザインはデフォルメされてシンプルで表現主義的で、唐の文物は背後にさまざまな文化の豊かな文脈が感じられてロマン主義的だった。


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