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中国の今とは

 二〇〇五年 八月三十一日。


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 Follow  Me!  フォロー・ミー! 新しい世紀の中国現代美術  森美術館東京都港区六本木 6 - 10 - 1  六本木ヒルズ森タワー 森美術館


 ヤン・フードンの「竹林の七賢人」というビデオ作品がある。

 私は知らないが多分有名な観光地の山の中で、竹林の七賢人になぞらえた七人の若者たちがその山への想いや思い出を絡めて深刻な表情で青春の苦悩を語っている。

 雲海の中に広がる松林や深刻な表情で山道を歩く若者たちのモノクロ映像には独特の趣があるのだが、若者たちの語るセリフがどこか陳腐で滑稽で、作者の意図がどこにあるのか簡単には分からず、その事がこの作品に謎めいた雰囲気を与えている。

 
 
 作者の名前は忘れたがスーツケースの中にニューヨークならニューヨーク、東京なら東京をイメージした箱庭を作り、その中からその都市で録った音が聞こえてくるという作品や、イン・シゥジェンの四方を中国のとある公園で撮った大きな写真で囲まれた空間の中にいくつもの小さな椅子が置いてあって、そこに座るとその公園で録った音が聞こえて、何だかその公園でたむろしている老人たちの会話に参加しているような気分になる作品や、街の風景写真の人々や看板を切り抜いて立体的に配置したチェン・シャオションの作品が、面白いと思った。

 私は作品の質感や音で情景を空間的にイメージさせる作品が好きなようだ。



 中国の今を感じるというのがこの展覧会のテーマだが、全体を通して中国というものを意識する事はなかった。国際的に活躍する美術家と、反日デモをやっているような出稼ぎ労働者たちや、北京や上海の下町のオバちゃんが同じ問題意識を共有しているとはどうも考えづらい。





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 フィリップス・コレクション展も見たが、十九世紀の状況がよく分からないから何とも言いようがなかった。

 最後の方がかろうじて馴染みのある二十世紀にかかっていて、キュビスム絵画を眺めながらキュビスムではピカソよりも、渋い色調と質感のブラックが自分は好きなんだなと思った。



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 毛利庭園の池の中に、村上隆の作品が展示してあった。

 村上隆の面白さは私には理解できないが、目立っていた事は確かだ。




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