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夏の意欲、冬の意欲

 二〇〇五年 十一月。


 脳を活性化しようとコーヒーを飲んで、日記を書いた。

 いつもは文章を書くのが辛くて仕方ないのだが、何の抵抗もなく、すらすらと書けた。あまりの手応えのなさに、違和感を感じた。それとも私の中の欲求不満が意味もなく物事を複雑なものにし、逆にそれに対する抵抗と苦痛に手応えを求めていただけなのか。

 だとしたら、この状態が普通なのであり、この状態に慣れればこれから全てがあっさりと上手くいくのだろうか。


 何日間か続けて、ブログを更新した。いつもはネットで文章を読むのが辛くて仕方ないのだが、書く事に比べたら読む事はたいした苦労ではない気がした。何だか、身体の中に充実感を感じた。この感覚さえあれば何でも出来るのではないか。積極的な挑戦によって、意欲は増すのではないか。



 夏の間はぎらぎら輝く太陽に前へ前へと駆り立てられる感じだったが、夏が終わると物憂い気分になって意欲が低下した。だが、よく考えてみると夏の本当に暑いのは一年の内の二、三ヶ月の事で、一年のそれ以外の時期はずっと具合が悪いのかといえば、そうでもない。夏には夏の意欲があり、冬には冬の意欲がある。それだけの事だ。冬には、夏とはまた違う、引き締まった感覚があるような気がする。

 季節の変わり目を越え、普通の状態に戻り、これからは積極的な行動によって意欲は増し、時間とエネルギーを持て余すほどになるのではないかと思ったが、実際にはそうはならなかった。


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|この身体、この精神 | 01:32 | comments:0 | trackbacks:0 | TOP↑

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